2012年7月3日火曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 道経 顯徳第十五












新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 

☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 


道経 顯徳第十五

古之善爲士者、微妙玄通、深不可識。
夫唯不可識、故強爲之容。
與兮若冬渉川。
猶兮若畏四隣。
儼兮其若客。
渙兮若冰之將釋。
敦兮其若樸。
曠兮其若谷。
混兮其若濁。
孰能濁以靜之徐清。
孰能安以動之徐生。
保此道者、不欲盈。
夫唯不盈、故能蔽不新成。 




(読み下し文) 
古(いにしえ)の善(よ)く士たる者は、微妙玄通(げんつう)、深くして識(し)るべからず。
それただ識るべからず、故に強(し)いてこれが容(よう)をなす。
与(よ)として冬川を渉(わた)るがごとし。
猶(ゆう)として四隣(しりん)を畏(おそ)るるがごとし。
儼(げん)としてそれ客のごとし。
渙(かん)として氷(おこり)のまさに釈(と)けんとするがごとし。
敦(とん)としてそれ樸(ぼく)のごとし。
曠(こう)としてそれ谷のごとし。
混(こん)としてそれ濁(にご)れるがごとし。
たれかよく濁りてもってこれを静かにして徐(おもむろ)に清からん。
たれかよく安んじてもってこれを動かして徐に生ぜん。
この道を保つ者は、盈(み)つることを欲せず。
それただ盈たず、故によく敝(やぶ)れて新たに成さず。 



(だいたいの意味)

いにしえの「道」にすぐれた人は洗練され、深く啓発されていた。
その深さはほとんど測ることができない。
測れないので、私は彼の姿を描こう。
慎重なること、冬の冷たい流れを渡るかのよう、
落ちついていること、近隣の人の邪魔をしないかのよう、
丁寧なること、訪問するときのよう、
やわらかなること、氷がとけはじめるときのよう、
重厚なること、まだ削られていない塊のよう、
度量のひろさ、渓谷のよう、
底の見えない暗さ、まざりものがあるかのようである。
濁りを静め、澄みきるように誰れができようか。
動かないところから生き生き成長させるところまで、誰れができようか。
「道」を保持していく人はそれが極端にあふれることを望まない。
極端なところに行くことを望まないから、彼は古いものにとどまるし、新しいものにもなることができる。 



<英訳>
http://www.chinapage.com/gnl.html


15. Enlightenment
The enlightened possess understanding
So profound they can not be understood.
Because they cannot be understood
I can only describe their appearance:

Cautious as one crossing thin ice,
Undecided as one surrounded by danger,
Modest as one who is a guest,
Unbounded as melting ice,
Genuine as unshaped wood,
Broad as a valley,
Seamless as muddy water.

Who stills the water that the mud may settle,
Who seeks to stop that he may travel on,
Who desires less than may transpire,
Decays, but will not renew.



<英訳/参考>
http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html

A person who mastered "the way" from ancient time knows "deep mystery" well. 
And you cannot understand depth of his wisdom. 
But I dare to explain it. 
He is careful as if he were going across a river in winter, prudent as if he were cautious around him, solemn as if he were an honored guest, obedient as if he were a piece of melting ice, unaffected as if he were a raw wood, tolerant as if he were a valley and vague as if he were muddy water. 
Who can keep this water calm and get clear water?
Who can move this water again and produce new lives? 
A person who keeps "the way" does not want to be filled. 
So his vessel revives over and over again.
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参考サイト
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html
http://www.chonmage-eigojuku.com/
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☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。





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ほびっとむら稽古会は、
月一回火曜日 19時~20時45分

西荻駅より徒歩5分ほど、南口を出て左へ、南北に走る通りから、銀行の角を曲がり荻窪方面へ。喫茶店をすぎ、八百屋さんのある通建物の3階本屋さん「なわプラサードの奥のお部屋です。







☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


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新体道・東京西地区新体道連盟
~武道・瞑想・滝行~
曽根田 敦志 SONEDA Atsushi
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