2013年5月11日土曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  任契第七十九






新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  
任契第七十九


和大怨必有餘怨。安可以爲善。是以聖人執左契而不責於人。有徳司契、無徳司徹。天道無親、常與善人。

大怨(たいえん)を和すれば必ず余怨(よえん)あり。いずくんぞもって善となすべけんや。ここをもって聖人は左契(さけい)を執(と)りて人に責めず。有徳は契を司(つかさど)り、無徳は徹を司る。天道は親(しん)なし、常に善人に与(くみ)す。 

深い怨みを和解させても、必ず火種がくすぶり続けるものだ。
どうしてそれが善い事だと言えるだろうか。
だから「道」を知った聖人は、借金の証文を振り回して人を追い詰めるようなことはしない。
だから、
「徳」のある者は債券を管理するだけ
「徳」の無い者は無慈悲に取り立てを行うと言われる事である
天のやり方にはえいこひいきは無い。
それはつねに善人の側につく。
(曾禰田 訳)



79. Reconciliation
When conflict is reconciled, some hard feelings remain;
This is dangerous.

The sage accepts less than is due
And does not blame or punish;
For harmony seeks agreement
Where justice seeks payment.

The ancients said: "nature is impartial;
Therefore it serves those who serve all."



<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 



If you reconcile a serious dispute by compulsion, hatred will remain inevitably. 
It is not justice by no means. 
So the saint who knows "the way" never claims to others though he has legal rights. 
Virtuous people only keep bonds, the others collect debts with no mercy. 
Heaven's way never shows partiality, it always supports good people.


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参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 



三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


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