2012年12月21日金曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経 道化第四十二






新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 

☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経 道化第四十二

道生一、一生二、二生三、三生萬物。 萬物負陰而抱陽、冲氣以爲和。
人之所惡、唯孤寡不殼。而王公以爲稱。故物或損之而益、或益之而損。
人之所教、我亦教之。強梁者不得其死。吾將以爲教父。

道は一を生じ、一は二を生じ、三は万物を生じる。万物は陰を負いて陽を抱き、沖気以って和を為す。
人の悪(にく)む所は、唯(た)だ孤(こ)、寡(か)、不穀(ふこく)なるも、而も王公は以って称と為す。故に物は或いはこれを損して益し、あるいはこれを益して損ず。
人の教うる所、我れも亦たこれを教えん。強梁者は其の死を得ず。吾れ将(まさ)に以って教えの父と為さんとす。

「道」から「一」が生み出される。
「一」から二つのものが生まれ、二つから三つのものが生まれ、
三つから万物が生み出される。
これらすべては肯定と否定の統一によって調和し、
あらゆるものによって包まれる。
長所もなく、価値もなく、孤立したものを誰れも好まない。
ところが、統治者はそれらのことばを自称して使っている。
このように、ものは価値を減らすことによって、かえって価値をふやし、
価値をふやすことによって、かえって価値を減らすのである。
昔の日とはこれを教えている。
「凶暴な人は凶暴さによって自分野人生を終える。」
これが基本的な標語である。


42. Mind
The Way bears sensation,
Sensation bears memory,
Sensation and memory bear abstraction,
And abstraction bears all the world;
Each thing in the world bears feeling and doing,
And, imbued with mind, harmony with the Way.

As others have taught, so do I teach,
"Who loses harmony opposes nature";
This is the root of my teaching.



<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 


"The way" produces One.
One produces two things.
Two things produce three things.
Three things produce all things.
All things are carrying "yin" and holding "yang".
These two are harmonized by the mediating breath.
People hate to be called an "orphan", a "widower" or a "good-for-nothing".
But kings use these words when they call themselves.
So one may gain by loss, and lose by gain.
I will teach you what I was taught, "If you are violent, you will die an unnatural death."
I will make this word the basis of my teachings.


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参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


…………………………
新体道・東京西地区新体道連盟
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2012年12月19日水曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経 同異第四十一










新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 

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【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経 
同異第四十一




上士聞道、勤而行之。中士聞道、若存若亡。下士聞道、大笑之。 不笑不足以爲道。
故建言有之。明道若眛、進道若退、夷道若■。上徳若谷、太白若辱、廣徳若不足、建徳若偸。質眞若渝、大方無隅、大器晩成、大音希聲、大象無形。
道隱無名。夫唯道、善貸且成。 

上士(じょうし)は道を聞けば、勤めてこれを行なう。中士は道を聞けば在るが若(ごと)く亡きが若し。下士(かし)は道を聞けば、大いにこれを笑う。笑われざれば、以て道と為すに足らず。
故に建言(けんげん)にこれ有り。明道は昧(くら)きが若(ごと)く、進道は退くが若く、夷道(いどう)は纇(らい)なるが若し。上徳は谷の若く、広徳は足らざるが若く、建徳は偸(おこたる)が若く、質真(しつしん)は渝(かわ)るが若く、大白は辱(じょく)なるが若く、大方は隅(ぐう)無し、大器は晩成し、大音は希声(きせい)、大象(たいしょう)は形無しと。
道は隠れて名なし。夫(そ)れ唯(た)だ道は、善く貸し且つ善く成す。

優れた才能をもってる人が「道」に耳をかたむけたとき、熱心にそれを行う。
普通の人が「道」に耳をかたむけたとき、それを信じるように見えるが信じていない。
最も劣った人が「道」に耳をかたむけたとき、大声で笑う。
笑わなかったら、それは「道」でないかもしれない。
だから、「建言」にある。
理解しないように「道」を理解せよ。
そこから出てくるように「道」の中に入れ。
困難があるかのようになめらかに「道」とともに動け。
最高の徳は、徳でないかのようである。
すべてを包む徳は、徳を欠いているかのようである。
厳しい徳は怠けたぶらつきのようである。
真の本質は空であるかのようである。
大いなる白は黒であるかのようである。
大いなる方形には隅がない。
大いなる容器はできあがるのがおそい。
大いなる音楽は音がない。
大いなる象は形がない。
「道」は隠れたもので、名前がない。
しかし、「道」はあるゆるものに援助を与え、成しとげるようさせるものである。


41. Following
When the great man learns the Way, he follows it with diligence;
When the common man learns the Way, he follows it on occasion;
When the mean man learns the Way, he laughs out loud;
Those who do not laugh, do not learn at all.

Therefore it is said:
Who understands the Way seems foolish;
Who progresses on the Way seems to fail;
Who follows the Way seems to wander.

For the finest harmony appears plain;
The brightest truth appears coloured;
The richest character appears incomplete;
The bravest heart appears meek;
The simplest nature appears inconstant.

The square, perfected, has no corner;
Music, perfected, has no melody;
Love, perfected, has no climax;
Art, perfected, has no meaning.

The Way can be neither sensed nor known:
It transmits sensation and transcends knowledge.




<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 

A superior person tries to practice "the way". 
A normal person doubts of "the way".
A inferior person laughs at "the way". 
If a inferior person does not laugh at, it is not qualified as "the way". 
They say, "A light road looks dim. 
A forward road looks going backward. 
A flat road looks uneven. 
A superior virtue looks like a low valley. 
A broad virtue looks not enough. 
A firm virtue looks lazy. 
A pure thing changes flexibly. 
A whiter thing looks blacker. 
A great square has no corner. 
A great vessel matures late. 
A great sound is hard to hear. 
A great figure has no form.
" So "the way" is hiding behind things that we can see and we cannot name it by nature. 
But still "the way" gives power to all things and lets them be.



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参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


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