2013年4月21日日曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  天道第七十七








新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  
天道第七十七


天之道其猶張弓乎。髙者抑之、下者擧之。有餘者損之、不足者補之。天之道損有餘而補不足。人之道則不然、損不足以奉有餘。孰能有餘以奉天下。唯有道者。是以聖人、爲而不恃、功成而不處、其不欲見賢。

天の道はそれなお弓を張るがごときか。高きものはこれを抑え、下(ひく)きものはこれを挙(あ)ぐ。余りあるものはこれを損(へら)し、足らざるものはこれを補う。天の道は余りあるを損(へら)して足らざるを補う。人の道はすなわち然(しか)らず、足らざるを損してもって余りあるに奉(ほう)ず。たれかよく余りあるをもって天下に奉ぜん。ただ有道の者のみ。ここをもって聖人は、なして恃(たの)まず、功成りて処(お)らず、それ賢を見(しめ)すことを欲(ほっ)せず。 


自然のことわりは、たとえて言えば弓を張るのに似ている。
弓は引き絞られるとたわんで、上は抑えられ下は引き上げられる。

余りすぎは減らされ、足りないものは補われる。
自然のことわりは余っているものを減らし、足りないものを補うのである。
ところが、人のやり方足りないほうを減らし、余っているほうへ補うのである。

自らに余るものを人々に分け与える者は誰であろうか。
それは「道」を知った者だけである。

それ故に、「道」を知った聖人は、何かを成し遂げてもそれに頼らず、過去の功績にいつまでもしがみつかず、自分の賢さを人に誇る事をしたいと思わない。
(曽根田 私訳)


77. Need
Is the action of nature not unlike drawing a bow?
What is higher is pulled down, and what is lower is raised up;
What is taller is shortened, and what is thinner is broadened;
Nature's motion decreases those who have more than they need
And increases those who need more than they have.

It is not so with Man.
Man decreases those who need more than they have
And increases those who have more than they need.

To give away what you do not need is to follow the Way.
So the sage gives without expectation,
Accomplishes without claiming credit,
And has no desire for ostentation.



<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 


Heaven's way is like to string a bow.
You lower the upper part and lift up the lower part. 
If a string is long, you shorten it. If it is short, you add to it. 
Heaven takes from the haves and gives to the have-nots. 
But human world is opposite of it. 
It takes from the have-nots and gives to the haves. 
Who is able to give people his fortune? 
Only a person who knows "the way". 
So the saint who knows "the way" does not rely on his success, does not cling to his achievement, does not boast of his wisdom.


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 
参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 



三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


…………………………
新体道・東京西地区新体道連盟
~武道・瞑想・滝行~
曽根田 敦志 SONEDA Atsushi
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2013年4月18日木曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  戒強第七十六







新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

【新体道理解のための古典】老子道徳経 徳経  
戒強第七十六


人之生也柔弱、其死也堅強。萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。強大処下。柔弱処上。 

人の生まるるや柔弱、其の死するや堅強なり。万物草木の生まるるや柔脆(じゅうぜい)、其の死するや枯槁(ここう)なり。故に堅強なるものは死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり。是(ここ)を以て兵は強ければ則ち勝たず、木は強ければ則ち折る。強大なるものは下(しも)に居り、柔弱なるものは上に処る。


人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかい。
死ぬ時は固く枯れる。
草木やその他の生命も生まれてくるときは柔らかで脆くみえる。
死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。
つまり固く強ばっている方が死に近く、柔らかく弱々しい方が生に近いのだ。
だから強引な軍隊は勝てない。
木もかたすぎれば折れてしまう。
およそ強大なものは敗れて下位につき、
柔弱なものがかえって上位に立つのだ。
(曽根田 私訳)




76. Flexibility
A newborn is soft and tender,
A crone, hard and stiff.
Plants and animals, in life, are supple and succulent;
In death, withered and dry.
So softness and tenderness are attributes of life,
And hardness and stiffness, attributes of death.

Just as a sapless tree will split and decay
So an inflexible force will meet defeat;
The hard and mighty lie beneath the ground
While the tender and weak dance on the breeze above.

<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 

Human body is weak and soft when he is born, and it is stiff and hard when he is dead. 
Plants and other lives are soft and delicate when they are born, and they are stiff and fragile when they are dead. 
So strength and hardness are companions of death, and weakness and softness are companions of life. 
An army cannot win a battle only by its strength. 
A stiff branch is easily snapped. 
So the weak and the soft are superior to the strong and the hard.


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参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 



三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


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