2012年12月1日土曜日

【新体道理解のための古典】老子道徳経 道経 聖徳第三十二





新体道は、ある一貫された思想に基づいて成り立っています。 


それを、【天真思想】と言います。 


この思想ですが、非常に深い、そして数多い、
創始者・青木宏之の宗教体験や思索から生まれたものです。
いわゆる聖典やかっちりした体系のようなものは有りませんが、きちんと存在しています。宗教、武道、芸術の純粋な部分のみを取り出したと言っても過分では有りません。 


当然ながら、教団? の様なものは無いし、新体道をやるからと言って改宗しろ!なんてことも有りません。まず天真思想がその他の宗教の教義等に抵触することはないでしょう。 


ただそのためか理解が難しいと言う側面もあります。 


新体道では、その理解を深めるために、古典を読むことを推奨しています。 


古典は古典であるが故に解釈が難しい側面もあります。また私の理解する範囲で解説等をしても、誤解が生じますので、原文(可能な限り)と現代訳、(一部私の感覚で訳しています)参考文献等を引用するにとどめたいと思います。 

☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 
【新体道理解のための古典】老子道徳経 道経 聖徳第三十二





道常無名樸。雖小、天下不敢臣。侯王若能守之、萬物將自賓。天地相合、以降甘露、民莫之令而自均。始制有名。名亦既有、夫亦將知止。知止所以不殆。譬道之在天下、猶川谷之與江海。

道は常に無名の樸(ぼく)なり。小なりといえども、天下あえて臣(しん)とせず。侯王もしよくこれを守れば、万物まさにおのずから賓(ひん)せんとす。天地は相合して、もって甘露(かんろ)を降(くだ)し、民はこれに令することなくしておのずから均(ひと)し。始めて制して名あり。名もまたすでにあれば、それまたまさに止(いた)るところを知らんとす。止(いた)るところを知るは殆(とど)まらざるゆえんなり。譬(たと)えば道の天下に在(あ)るは、なお川谷(せんこく)の江海(こうかい)に与(くみ)するがごとし。 

「道」は実在的であるが名がない。
もともと区別がなく目にみえないものである。
けれども、天下にそれを支配できるものは何もない。
もしも統治者や君主がそれにとどまれば、天下の万物は当然、彼らに従うだろう。
そして、天と地は統一され、平和の露を降らせるだろう。
命令されなくとも、人々は自ら調和するだろう。
区別が始まると名前ができる。
名前ができるとどこにとどまるかを知るべきである。
とどまるところを知れば、決して消耗されない。
世の中で「道」にとどまるということは、河や海に注ぐ谷川と同じである。


32. Shapes
The Way has no true shape,
And therefore none can control it.
If a ruler could control the Way
All things would follow
In harmony with his desire,
And sweet rain would fall,
Effortlessly slaking every thirst.

The Way is shaped by use,
But then the shape is lost.
Do not hold fast to shapes
But let sensation flow into the world
As a river courses down to the sea.





<英訳/参考> http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html 


"The way" is always like a nameless raw wood. 
Nobody can handle it even if it is small. 
If a monarch follows "the way", all things will obey him readily, then heaven and earth will be harmonized and rain love, and people will unite without an order. 
If you cut a raw wood into pieces and make tools with them, those tools have names. 
Those names make distinction and distinction makes discrimination. 
If you abstain from distinguishing moderately, you will not face any danger. 
The aspect of "the way" like this, so to speak, is like "the ocean is in lower place than rivers and gathering them."




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 
参考サイト 
http://nam-students.blogspot.com/2009/10/blog-post_23.html 
http://www.chonmage-eigojuku.com/ 
☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆ 

三鷹稽古会は、
月曜日 19時~20時45分

三鷹駅より徒歩5分ほど、南口を出て「風の散歩道」を歩いてください。フランス料理店を過ぎ、骨董品屋さんの手前を右に曲がります。左手に見える「沙羅舎」こちらの地下「舞遊空間」をお借りしています。












☆~…*※☆☆~…*※☆☆~…*※☆

国立稽古会は、
木曜日 19時~20時45分

国立駅より徒歩7~8分ほど。

南口を出てロータリーから「あさひ通り」を歩いてください。コンビニエンスストアの角を左に曲がります。左手のスポーツジム、カラオケ屋さん、右手に見えるNTTを過ぎてさらに進み、皮膚科を過ぎると、「東地域防災センター」の縦看板が腰ぐらいの高さに見えます。そこを右手に入って奥「東地域防災センター」こちらの2階を主にお借りしています。

※注意※会場は変わることがあります。


…………………………
新体道・東京西地区新体道連盟
~武道・瞑想・滝行~
曽根田 敦志 SONEDA Atsushi
!! twitter !! follow me!
ホームページです。

!【新体道人】で検索してください!
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


0 件のコメント:

コメントを投稿